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COBO VISION 3
菌と共に、いのちをつなぐ。
はじめて、人が微生物に出会うタイミングは?
産道を通り生まれ落ちる、その瞬間です。
母親は分娩前、産道に乳酸菌中心の、
微生物コミュニティをつくる、といいます。
子どもは、そのコミュニティの「膜」におおわれて、生まれ落ちる。
母乳は、腸内フローラのスターターです。
ビフィズス菌と、その餌となるオリゴ糖を含む母乳は、
子どもの腸内フローラをほぼビフィズス菌100%に近づける。
ここで、病原菌を徹底的におさえます。
離乳期は、何をあげたらよいのか、不安の時ですが、
90歳過ぎのおばあちゃんに聞くと、「食べ物を、噛んで子どもにあげていたよ」と、言います。
口中の酵素で米や野菜は溶かされ、食べやすくなります。
腸内には、植物性の食べ物を好む、
さまざまな細菌が増えていきます。
さらに、兄弟姉妹、家畜やペットの細菌を盛んに交換して、
腸内フローラは多様性をはらんでいくのです。
あなた、というのは100兆個の細菌といっしょに、
生きていくいのちなんだよ。
人と微生物の共生のしかたを、次の世代につなぎたいです。
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